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『市民ミュージカル「彼方へ、流れの彼方へ」あらすじ』
市民で作るミュージカル
平成16年度、筑後市は市制施行50周年、サザンクス筑後は開館10周年を迎えます。それを記念して、オリジナルミュージカルをつくり、国民文化祭「とびうめ国文祭」で上演します。出演者から裏方まで、市民で創り上げる「手づくりのミュージカル」です。
【あらすじ】
千間土居に守られた柳川の民、いまだ水害に苦しむ久留米の民。矢部川の両岸には、「藩」という深い隔たりがあった。
矢部川は、一度雨が降れば暴れ水となり、何度となく土居は切れ、田んぼは砂と石ころの川原になった。南岸の柳川藩は、田尻総馬が普請役となり、強固な土居「千間土居」を造り上げた。その工事後、柳川藩側の決壊はなくなった。
一方、北岸の久留米藩の土居は、なお決壊が続く。久留米藩の普請奉行、三枝多聞、左一郎 親子は、堤防が決壊した責任を取り、相次いで切腹していた。大水による不作と重税に苦しめられるのは、常に農民。父と兄の意思を継いだ右近は、なんとしても崩れない土居を作ることを心に誓う。
なぜ総馬の土居は強いのか。
そこには総馬が考案した秘法「隠しバネ」があった。総馬の長男・藤蔵は、隠しバネを探りに来た右近と出会い、三枝家と田尻家の因縁、久留米藩の惨状を知る。藤蔵は、久留米藩の農民を助けるため、父・総馬に千間土居の工法を教えてくれと頼むが、総馬は拒む。「藩」が大事か「民」が大事か。武家社会の定めが覆いかぶさる。
(このあらすじは市民ミュージカル中間発表パンフレットからの抜粋です。)
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