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『「障害者イズム〜このままじゃ終われない〜Part1 自立への2000日」あらすじ』

筑後市における自立生活の課題を探る
 2004年3月13日(土)に、筑後市総合福祉センターにて第21回障害者セミナーが開催されました。そこで「障害者イズム〜このままじゃ終われない〜Part1 自立への2000日」という長編ドキュメンタリーが上演されました。これは、山梨県に住む40歳を目前にした男女3人の障害者が自立する姿を6年間かけて追いかけたものです。

【あらすじ】

 1997年4月、山梨県甲府市にある障害者療護施設。
自立を目指す身体障害者、小池公男さんの居室からカメラは回り始める。自立に向けて活動を開始した小池さんの前に、困難な問題が次々と現れてくる。経済的な問題、入居している施設の冷たい反応、不慣れな行政との交渉、そして、今まで面倒を見てきてくれた家族の反対。
 そういう気が遠くなるような長い道を共に歩いてくれる仲間がいた。「自立ネットワークやまなし」の仲間たち。親や施設から独立し、一人の人間として当たり前のことである社会参加を実現することを目指す身体障害者の集まりだ。東京の先進的な障害者組織に教えを仰ぎながら、小池さんと「自立ネットワークやまなし」の戦いが始まる。
しかし、行政の対応は、思った以上に冷たかった。
「他人に迷惑をかけて、一人でアパートに住むことが、本当の自立と言えるかね」

福祉事務所は、まともに取り上げようとはしない。
 さらに、思いがけないもう一つの壁が立ち塞がる。それは、社会の無関心。自立生活を支えていく上で不可欠のボランティアが集まらない。目立たない「普通の」障害者であることがブレーキをかける。
 小池さんは、甲府での自立をあきらめ、制度が整い、ボランティア組織も充実している東京での自立に方向転換してしまう。

 もう一人、自立を目指した中込さん。「他人に迷惑をかけないで」という家族の反対に阻まれる。中込さんは、家族の理解を得るために少しずつ準備を進めていく。まず、施設の職員さんの理解を得る、家賃の安い県営住宅に入居できるように知事に陳情を繰り返す。無給のボランティアを募集する、少しずつ家族の信頼を獲得していった。そして、4年後の2000年10月、中込さんは県営住宅に入居、自立生活を始めた。その矢先に中込さんを二次障害が襲う。身体障害によって長年圧迫してきた頚椎が痛み、利き手の左手が動かなくなってしまった。

 2002年、日原さんが事務局長を務める「自立ネットワークやまなし」は、NPO法人の資格を取った。日原さんは、障害者の仲間のために働くことに生き甲斐を感じるようになっていく。
 小池さんは、東京で自立生活を始めようか、仲間と共に故郷の山梨で自立しようか迷いの中から抜け出せない。
 40歳を前に、それぞれが様々な障壁と闘ってきた。少し出遅れたけども、社会人としての人生を歩もうとしている。
 これは、20周遅れの青春レース、6年間の記録である。

監督:山田和也

(このあらすじはセミナーパンフレットからの抜粋です。)

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